吉川敏一審査委員長(日本抗加齢医学会理事長)の経過報告 「若々しくあるために」をテーマとする,コエンザイムQ10発見50周年記念懸賞作文に多数ご応募いただきありがとうございました.191名の方々から200編の作品をお寄せいただきました.皆様がそれぞれの考え方・やり方で真剣にアンチエイジングに取り組んでいらっしゃることに感動しました.ご承知のように2005年から日本の人口が減少を始め,健康寿命が国民的課題となっている現在,日本抗加齢医学会理事長としてとても心強く感じました.週刊文春とCREA担当者から,選考は日本コエンザイムQ協会理事長の山本順寛先生と小生に一任するとのお申し出をいただきましたので,山本先生と慎重に審査をすすめましたが,いずれも素晴らしい作品で選考は困難を極めました.というのも,50歳以上の方々の,体験に基づく説得力のある作品が多かったからです.食事のバランス,明るい前向きな気持ちや他を思いやる余裕,サプリメントの積極的な利用,運動の大切さなどが身も表情も心も美しくさせることを改めて確認しました.また,コエンザイムQ10を有効に利用されている方がさすがに多く,不整脈や高血圧の克服,さらにはアルツハイマー病対策などに,医者として大いに興味を持ちました.グランプリなど計6編を選びました.来年1月25五日の表彰式で受賞者の方々にお目にかかれることを楽しみにしています.